オンラインカジノの”ライセンス”について解説!運営に不可欠のライセンスと発行国を紹介
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オンラインカジノの”ライセンス”は運営に不可欠だ…!!

オンラインカジノの運営には、その信頼性を保障するものが必要です。公平性や安全性を保障するだけでなく、国際的に認証を受けていることを証明するものが、「ライセンス」です。

オンラインカジノは世界中に2,000種類以上あるとされていますが、ライセンスを取得していないカジノは基本的に信用できないといっても過言ではありません。

それほどに重要な存在であるライセンス。

今回はそんな運営ライセンスと発行国について詳しく解説していきます。

オンラインカジノの”ライセンス”とは?

オンラインカジノの"ライセンス"とは?

オンラインカジノの運営にはライセンスの発行が不可欠です。

ライセンスはカジノおよびオンラインカジノが合法とされている国の政府、もしくはライセンス発行機関が公平さや資金力などを審査し、発行します。

そもそもオンラインカジノは、運営業者が審査をパスしライセンスを取得した国のサーバー内にカジノのプログラムをアップロードすることで運営可能になります。政府・発行機関のライセンスを取得することで、はじめてオンラインカジノは運営可能になるのです。

日本では賭博が禁止されていますが、海外のライセンス取得済みのオンラインカジノを裁く法がないため実質的にグレーゾーンとなっています。遊んでも処罰の対象にはなりません。

ライセンスが未取得のカジノは合法的に運営されていない可能性があり、遊ぶとプレイヤーに様々な危険が及ぶ場合もあります。

オンラインカジノのライセンスは、基本的にサイトの一番下に記載してあります。

ベラジョンであればこのように、サイトの左下にライセンスが記載されています。

オンラインカジノに登録して遊ぶ際は、ライセンスについての表記を必ずチェックしましょう。

オンラインカジノの運営に”ライセンス”が必要な理由とその役割

オンラインカジノの運営に"ライセンス"が必要な理由

何度もいいますが、オンラインカジノの運営にはライセンスの取得が不可欠です。

さて、ライセンスには一体どのような役割があるのでしょうか?

ユーザーの安全やゲームの公平性を保障する

ユーザーの安全やゲームの公平性を保障する

ライセンスの発行には厳格な審査があります。そのため、ライセンスを「遊んでも安全」ということの証明でもあるのです。

たとえばマルタ共和国のライセンスでは、「Lotteries and Other Games Act(宝くじやその他遊戯に関する法律)」を制定した際に以下の声明を発表しています。

To regulate competently the various sectors of the gaming industry that fall under the Authority by ensuring gaming is fair and transparent to the players, preventing crime, corruption and money laundering and by protecting minor and vulnerable players.

MGA,CORPORATE PROFILE

翻訳すると以下になります。

訳文

当局が管轄するゲーム産業の様々な分野を、ゲームがプレイヤーにとって公正で透明性のあるものであることを保証し、犯罪、汚職、マネーロンダリングを防止し、未成年者や弱い立場のプレイヤーを保護することで、適切に規制する。

ライセンスがあることは、マネーロンダリングなどの犯罪や不正がないことの証明であり、適切に運営されている指標でもあるのです。

各国政府との問題・争いの解決

オンラインカジノの運営企業にとって、サービスを提供している各国の法律は重視しなければならない問題です。諸外国の法律に適応した形式でリリースしなければ、争いに発展する可能性があるからです。

POINT

たとえば日本では、ギャンブルは基本的に禁止されています。オンラインカジノはそれに関する取り決めが存在しないグレーゾーンであるため、もしオンラインカジノを禁止する法律ができた場合は撤退に踏み切る可能性もあります。

もし各国の法に基づいた形でリリースしても、問題や争いになる場合があります。

その際に国家政府と話し合い、問題を解決をするのがライセンス発行国の役割なのです。

たとえば日本でオンラインカジノが問題化した場合、営ライセンス発行国と政府の話し合いにより問題解決を行うこととなります。

プレイヤーとの問題・争いの解決

どのオンラインカジノも公平かつ公正な運営を行っていますが、しかしプレイヤーとの争いが起こらないとは限りません。たとえばボーナスに関する取り決めはどのカジノも複雑なので、よく理解せずに利用して「ボーナスアビューザー」と認定され、資金をすべて没収される場合があります。

他にもユーザーとの争いや問題が発生するケースは少なくありません。その多くはサポートとユーザーの話し合いによって解決されますが、それでもどうしようもない場合はライセンス発行国が介入することとなります。

運営ライセンスはこのように、カジノとユーザー間での問題解決に尽力してくれるものでもあるのです。

“ライセンス”で審査されるポイント

"ライセンス"で審査されるポイント

オンラインカジノのライセンスは、カジノの運営能力や公平さなどを審査したうえで、問題がない場合に発行されます。審査されるポイントは以下です。

審査ポイント
  • 運営に必要な資金力
  • 運営の経営能力
  • ゲームの公正さ
  • 法令遵守/コンプライアンスを守る仕組み
  • マネーロンダリングなどの犯罪対策

資金力や経営能力のみならず、運営者の経歴なども重視されます。

また犯罪組織とのつながりがないか、マネーロンダリングに対する対策が十分か否かも基準に盛り込まれており、それらの基準を満たさなければ発行されることはありません。

“ライセンス”のないオンラインカジノで遊ぶと…

"ライセンス"のないオンラインカジノで遊ぶと…

ライセンスはそのカジノが合法的に運営されていることを証明づけるものです。反対に、これを取得していないカジノは信頼に足るカジノであるか判断できません。

もっと踏み込んでいえば、違法なカジノである可能性があります。たとえば個人情報を抜き取ったり、出金できなかったりといった、詐欺まがいの運営を行っているカジノかもしれないのです。

さらに、ライセンスがないということは国際的な後ろ盾がないということをも意味します。もし日本においてオンラインカジノが問題化しプレイヤーが逮捕されるような事態になった場合、問題解決に乗り出す存在がないため解決までが難航する恐れがあります。

オンラインカジノで遊ぶ際は、かならずライセンスを確認してからアカウント登録を行ってください。

カジノ側にもメリットがある

カジノ側にもメリットがある

ライセンスの取得にはカジノ側にもメリットがあります。

更新するために数百、数千万、なかには1億円近く払うことになるカジノも存在するのですが、それでもライセンスを取得する“旨味”が「減税」「免税」です。

ライセンスを所有していると「減税」「免税」の対象となり、また各金融機関との取引も円滑になります。さらに、安くはない更新費用を払っているということから、資金面が潤沢にあるというアピールにもなります。

ライセンスの取得は経済面・信頼面において大きなメリットがあるのです。

“ライセンス”には注意すべきものもある

"ライセンス"には注意すべきものもある

「ライセンス所得済み=安心できる」

ではないことを頭に入れておくべきです。

賭博が合法の国が発行するライセンスのなかには、注意が必要なものもあります。

たとえば、一般的に中南米の国々で発行されるものは審査が通りやすく、信頼性が低いと言われています。反対にイギリスやジブラルタル、マルタ共和国のライセンスは信頼性が高いとされており、それだけに取得が困難です。

審査などがほとんどないライセンスを取得し、詐欺まがいの運営を行うようなカジノもあるため、必ずライセンスが信用に足るかどうかのリサーチをしましょう。

審査の厳しさや取得しているカジノが多いこと、口コミなどを参考にして判断するといいでしょう。

オンラインカジノの主な運営”ライセンス”

ライセンス発行国・機関には様々なものがあります。

ここからはオンラインカジノの主な運営ライセンスについて紹介いたします。

マルタ共和国

マルタゲーミング委員会によって発行されるライセンスです。

マルタ共和国のライセンスは非常に信頼性が高く、世界で最も維持・取得が難しいとされています。

一度審査に受かっても不定期で行われる審査によってライセンスをはく奪される場合があり、常に高い安全性を保っているカジノのみが維持することができます。安全なオンラインカジノを選ぶ際には、マルタ共和国のライセンスを取得しているサイトを選ぶといいでしょう。

キュラソー

キュラソーライセンスは、オランダ領キュラソーのCuracao eGaming(キュラソーイーゲーミング)が発行しています。

キュラソーライセンスは規制が緩いため信頼性が低いと言われていますが、それでも近年取得するカジノが増えています。なぜかというと、仮想通貨の使用が可能だからです。

そのため、他のライセンスからキュラソーライセンスに切り替えたカジノがあったとしても、その信頼性に傷がつくということはありません。

その証拠にベラジョンカジノをはじめとした多くのユーザーを抱えたカジノがキュラソーライセンスを取得しています。

ジブラルタル

ジブラルタル自治政府のライセンスは政府が直接審査するため、マルタ共和国にも負けず劣らず厳しいことで知られています。

運営実績や経営面での安定をかなり厳しく審査され、維持するには多額の更新資金を必要とします。厳格な基準ゆえ、ジブラルタルのライセンスを取得しているカジノは40社以下です。

ジブラルタルのライセンスを取得しているカジノは一流であり、また実績が長いことの証明でもあるため信頼性が最も高いといえます。

カナワケ

KAHNAWAKE GAMING COMMISSION(カナワケ・ゲーミングコミッション)オンラインカジノの運営ライセンスとしてはのなかでも、マネーロンダリングなどの犯罪対策に厳しく対処しており、審査が厳格なライセンスの一つでもあります。

カナワケのライセンスを取得しているカジノは決済スピードが速いという特徴もあります。

フィリピン・パグゴー

PAGCORはフィリピン政府で発行しているライセンスです。

ライセンスの特徴としては、他のライセンスと同時取得しているケースが多いという点が挙げられます。

信頼性はマルタ共和国やジブラルタルに比べると劣りますが、他のライセンスのほかにパグゴーのライセンスを取得していると信頼性が高いと判断できます。

アンティグア

アンティグア・バーブーダ1994年、世界で初めてカジノのライセンスを発行した国です。

そのため、ライセンス発行国の中でも信頼性が高いと言われています。

現在アンティグアのライセンスを取得しているカジノはわずかです。ゴールデンユーロカジノbodogなど日本で遊べるカジノはほとんどありません。

マスターライセンスとサブライセンス

オンラインカジノのライセンスにはマスターライセンスとサブライセンスがあることをご存じでしょうか?

POINT
  • マスターライセンス
    ⇒はカジノが合法とされている国の規制当局から直接付与されるライセンス
  • サブライセンス
    ⇒マスターライセンスを所有している企業が申請企業に発行するライセンス

たとえばキュラソーを例にすると以下のようになります。

キュラソーのマスターライセンスを所有している組織

  • Curaçao Egaming(キュラソー・イーゲーミング)
  • Gaming Curacao(ゲーミング・キュラソー)

キュラソーのサブライセンスを所有しているカジノ

  • ベラジョンカジノ
  • カジ旅
  • ボンズカジノ
  • ライブカジノハウス

ベラジョンカジ旅も、カジノ自体がライセンスを所有しているのではなくCuraçao Egaming(キュラソー・イーゲーミング)のサブライセンスを取得して運営しています。

ライセンス発行国だけでなく、マスターライセンスを所有している組織が信頼に足るかどうかも確認しておきましょう。

定期的に監査を行う第三者機関

オンラインカジノの"第三者機関"とはなにか

ライセンスのほかにもオンラインカジノの安全性を保障するものがあります。

第三者機関とはオンラインカジノの運営会社およびゲームプロバイダを監査する独立した専門機関のことです。eCOGRA(イーコグラ)やTechnical Systems Testing (テクニカルシステムズテスティング)が業界ではよく知られています。

第三者機関について詳しくはこちらの記事をご覧ください⇒「オンラインカジノの”第三者機関”とは?イカサマ行為のないカジノを見分けるポイント

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